【お気に入り作家さん】津田雅美先生。 [漫画・アニメ]
久しぶりにお出かけしたので、ついでに本屋さんに寄ってやっと買ってきました。
まさかこの作品で泣かされるとは思ってなかった…。
ネタバレになるからあんまり言えませんが、最終巻の将軍様と涼音さんの過去話がマジで泣けました。
津田先生の泣きどころには本当に弱いんです私…。
あと、登場人物のその後をきっちり書ききって下さるのが好き。
もやもやしなくていいのがありがたい（いや想像とか妄想とか二次創作とかの余地がいるという声もありますが、私はそのさらに隙間を突っつきたい性質なので←末期）
津田先生にハマったのは、ベタですが「彼氏彼女の事情」のアニメを見て、原作に興味を持って集め始めてから。
津田ファンとしてはかなりベタな入り口ですね（笑）。
たぶん今なら文庫の方が手に入りやすいと思うので、そっちのリンクを貼っておきます。
ちなみに「ちょっと江戸まで」の最終巻には、「もしも雪野と有馬が江戸設定だったら…」というパラレル話もあります。
カレカノ１巻を読んだことがある人だとなお楽しめると思います![[黒ハート]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/136.gif)
連載が短かったから知名度がイマイチ高くないけど、オススメなのがこちら。
全二巻なので、津田先生入門編にどうぞ☆
短編集もあるんだけど、個人的にはこっちの方がとっつきやすいと思われ…。
短編集だと、結構シリアスな話もあったりするし、最近の絵柄だと短編集あんまりないんですよね…。
あと、うちのブログなのでジャニーズ好きな方も多いと思うのであえて言うと、eensy-weensyモンスターの葉月くんはいろんな意味で山ぴーそっくりなので、それも含めて読んで頂ければと思います（笑）。
津田先生の描写といえば、私は食べ物の描写が好きです。
漫画だから絵もそうなんだけど、絵がなくても言葉だけでも美味しそうだって思える言葉の配置がすごいなと。
ぶっちゃけ、料理名を並べられただけで美味しそうと感じるんですよ。
その並べ方が絶妙なの。
津田作品のレシピ本とか出たら絶対買う！
特に葉月くん特製の夏野菜たっぷりのそうめんとか、お菓子とか、あとつばさちゃんが作ってたしょうゆ焼肉のあえそばとか！
自分で作ってみたいとは思うんですが、再現するのが結構難しいんですよね…。
以下、ネタバレ含む思い入れ語りなので、要注意。
津田先生も源氏物語愛読者なので、たぶんツボが似てるんでしょうけど、源氏的な要素が堪らないんです！
今回私が泣かされた将軍様と涼音さんのエピソードがマジでそれで（義理の家族に虐待されてたところを将軍様に救われて引き取られて、成長した頃に恋に落ちるパターン）、ただ身分とか立場とか諸々あって、一度は離れ離れになっちゃうんですよね…。
でもね、再会して、たった一回のデートに誘う時の将軍様の台詞がマジでツボなんです…！！
「本当だったらこんなかわいい人 自分で守って育てて 誰にもわたしたくないよ」
これです！これが光源氏計画の醍醐味！！
一応本家源氏も、半分は下心ですけど、半分は若紫が継母に引き取られて苛められるのがしのびないって気持ちもあって、若紫を攫っていったわけなんで…。
（だって若紫ってお父上が宮様だから、時期を待てば普通に妻にすることも可能だったわけで…まぁ手許で自分の理想の女性に育てたかったっていうのもあったんでしょうけど…とか語り出すと長いから割愛←ただの源氏ヲタ）
結局二人は離れ離れになるし、子供を産んですぐに涼音さんは亡くなってしまうんだけど、涼音さんが最後に将軍様と息子に向けたモノローグでまた泣きました…（泣きすぎ）
ちなみにカレカノ最大のネタバレなんですが、浅葉がずっと待っていた「最愛の女性」が有馬と雪野の娘だったというのは本当に最高の結末でした！
いや、私も大多数の読者様と同じで、途中までは雪野の妹の花野ちゃんとくっつくと思ってたクチですが…（笑）。
しかも多忙な有馬夫婦と一緒に育てた絶世の美少女に愛されるんだから、浅葉、待っててよかったねとしか言いようがないじゃないですか…！
そしてこれも一つの光源氏計画（笑）。
津田先生の連載の何がいいって、サブキャラのエピソードまできっちり生かして下さるところですね。しかも捨てキャラや根っからの悪役がいないのがいい。
カレカノは長期連載だし、キャラも多いけど、カレカノメイトと呼ばれるお友達のエピソードもさることながら、親世代が主役の話がまたいいんですよ！！
個人的には志津音さん（有馬の育ての母）の話がすごく好き。
特に取り立てて何か特別な人ってわけじゃないけど、全体に流れる空気が好きなエピソードでした。
あとはやっぱり最初は完璧悪役で出てきたのに、過去エピソードでぐっと引き込まれ、最後のオチでうわーっとテンション上げて下さった詠子おば様もね…うん、この人キャラ濃かったし、最後までがっつり絡んでくれた…。
私の中では、「父に似たあんな綺麗な子なら自分で産みたかった」とまで思い入れたのに、屈折して苛めてしまった怜司・総一郎親子の代わりに、二人にそっくりで、しかもお気に入りの甥嫁・雪野の血も引いてる咲良ちゃんを溺愛してるんだろうなぁと、後日談にほんのり想いを馳せております（←これぞ重箱の隅）
……まぁそう考えると、咲良ちゃんに惚れられた浅葉はいよいよ命が危ないんだけど（と言いつつ、間違いなくカレカノ最強ユニット・咲良ちゃんがいる限り安泰なんだろうなと想像できてしまうのがまたいい）
いつか浅葉と咲良ちゃんのその後も、短編でいいから読んでみたいなと思います。
ちなみにカレカノメイトで言うと、番外編とは思えないくらい長かったつばさ・一馬編が一番お気に入りです。
えぇ、個人的に一馬に米村さんを重ねてるとかいう超どうでもいい面もありますが（もっとも、つばさ・一馬編を最初に読んだ時は、まだ米村さんを知る前なんで、後日気付いて喚いたクチです）、この話はギャグでもシリアスでもめっちゃお気に入りです。
あとはやっぱり真秀ちゃんと貴志（苗字）さんの話も好きだな…。
……そういえばここもプチ光源氏だった（爆）。
モンスターは主役の二人に限ります。
もうこのカップル可愛すぎる
もともと１年間って決まってた連載だったけど、もうちょっと読みたかったなぁって思います…。
番外編読みたい…。
ちなみに初期の短編集もコミックで持ってます。
でも津田先生のキャラは連載で読みたくなるんです！
そうそう。どうでもいい話ですが、津田先生に勝手にシンパシーを感じてる理由って、源氏物語好きの他に、夏目漱石の「こころ」が受け付けないというのもあったりします（爆）。
いや、実は津田先生がコミックのフリートークでその話をしてたのとちょうど同じ時期に、当時好きだったバンドの某メンバーさんがお気に入りのものの一つに「こころ」を挙げてて、どちらが作る作品も好きだけど、その二人が真逆の感想を持ってる作品を読んだら自分はどう思うだろうと思って即読破したところ、私は絶対受け付けない！と思ったという、とても個人的なエピソードなんですけどね…。
「ちょっと江戸まで」で泣かされた話から、よもやここまで広がるとは…自分でもびっくりですよ（苦笑）。
最近あんまり作家さんも作品も新規開拓してないんですが、思いついたらまた語るかもしれません（笑）。
- 作者: 津田雅美
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2011/11/04
- メディア: コミック
まさかこの作品で泣かされるとは思ってなかった…。
ネタバレになるからあんまり言えませんが、最終巻の将軍様と涼音さんの過去話がマジで泣けました。
津田先生の泣きどころには本当に弱いんです私…。
あと、登場人物のその後をきっちり書ききって下さるのが好き。
もやもやしなくていいのがありがたい（いや想像とか妄想とか二次創作とかの余地がいるという声もありますが、私はそのさらに隙間を突っつきたい性質なので←末期）
津田先生にハマったのは、ベタですが「彼氏彼女の事情」のアニメを見て、原作に興味を持って集め始めてから。
津田ファンとしてはかなりベタな入り口ですね（笑）。
- 作者: 津田 雅美
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: 文庫
たぶん今なら文庫の方が手に入りやすいと思うので、そっちのリンクを貼っておきます。
ちなみに「ちょっと江戸まで」の最終巻には、「もしも雪野と有馬が江戸設定だったら…」というパラレル話もあります。
カレカノ１巻を読んだことがある人だとなお楽しめると思います
連載が短かったから知名度がイマイチ高くないけど、オススメなのがこちら。
eensy-weensyモンスター 1 (花とゆめCOMICS)
- 作者: 津田 雅美
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/07/05
- メディア: コミック
全二巻なので、津田先生入門編にどうぞ☆
短編集もあるんだけど、個人的にはこっちの方がとっつきやすいと思われ…。
短編集だと、結構シリアスな話もあったりするし、最近の絵柄だと短編集あんまりないんですよね…。
あと、うちのブログなのでジャニーズ好きな方も多いと思うのであえて言うと、eensy-weensyモンスターの葉月くんはいろんな意味で山ぴーそっくりなので、それも含めて読んで頂ければと思います（笑）。
津田先生の描写といえば、私は食べ物の描写が好きです。
漫画だから絵もそうなんだけど、絵がなくても言葉だけでも美味しそうだって思える言葉の配置がすごいなと。
ぶっちゃけ、料理名を並べられただけで美味しそうと感じるんですよ。
その並べ方が絶妙なの。
津田作品のレシピ本とか出たら絶対買う！
特に葉月くん特製の夏野菜たっぷりのそうめんとか、お菓子とか、あとつばさちゃんが作ってたしょうゆ焼肉のあえそばとか！
自分で作ってみたいとは思うんですが、再現するのが結構難しいんですよね…。
以下、ネタバレ含む思い入れ語りなので、要注意。
津田先生も源氏物語愛読者なので、たぶんツボが似てるんでしょうけど、源氏的な要素が堪らないんです！
今回私が泣かされた将軍様と涼音さんのエピソードがマジでそれで（義理の家族に虐待されてたところを将軍様に救われて引き取られて、成長した頃に恋に落ちるパターン）、ただ身分とか立場とか諸々あって、一度は離れ離れになっちゃうんですよね…。
でもね、再会して、たった一回のデートに誘う時の将軍様の台詞がマジでツボなんです…！！
「本当だったらこんなかわいい人 自分で守って育てて 誰にもわたしたくないよ」
これです！これが光源氏計画の醍醐味！！
一応本家源氏も、半分は下心ですけど、半分は若紫が継母に引き取られて苛められるのがしのびないって気持ちもあって、若紫を攫っていったわけなんで…。
（だって若紫ってお父上が宮様だから、時期を待てば普通に妻にすることも可能だったわけで…まぁ手許で自分の理想の女性に育てたかったっていうのもあったんでしょうけど…とか語り出すと長いから割愛←ただの源氏ヲタ）
結局二人は離れ離れになるし、子供を産んですぐに涼音さんは亡くなってしまうんだけど、涼音さんが最後に将軍様と息子に向けたモノローグでまた泣きました…（泣きすぎ）
ちなみにカレカノ最大のネタバレなんですが、浅葉がずっと待っていた「最愛の女性」が有馬と雪野の娘だったというのは本当に最高の結末でした！
いや、私も大多数の読者様と同じで、途中までは雪野の妹の花野ちゃんとくっつくと思ってたクチですが…（笑）。
しかも多忙な有馬夫婦と一緒に育てた絶世の美少女に愛されるんだから、浅葉、待っててよかったねとしか言いようがないじゃないですか…！
そしてこれも一つの光源氏計画（笑）。
津田先生の連載の何がいいって、サブキャラのエピソードまできっちり生かして下さるところですね。しかも捨てキャラや根っからの悪役がいないのがいい。
カレカノは長期連載だし、キャラも多いけど、カレカノメイトと呼ばれるお友達のエピソードもさることながら、親世代が主役の話がまたいいんですよ！！
個人的には志津音さん（有馬の育ての母）の話がすごく好き。
特に取り立てて何か特別な人ってわけじゃないけど、全体に流れる空気が好きなエピソードでした。
あとはやっぱり最初は完璧悪役で出てきたのに、過去エピソードでぐっと引き込まれ、最後のオチでうわーっとテンション上げて下さった詠子おば様もね…うん、この人キャラ濃かったし、最後までがっつり絡んでくれた…。
私の中では、「父に似たあんな綺麗な子なら自分で産みたかった」とまで思い入れたのに、屈折して苛めてしまった怜司・総一郎親子の代わりに、二人にそっくりで、しかもお気に入りの甥嫁・雪野の血も引いてる咲良ちゃんを溺愛してるんだろうなぁと、後日談にほんのり想いを馳せております（←これぞ重箱の隅）
……まぁそう考えると、咲良ちゃんに惚れられた浅葉はいよいよ命が危ないんだけど（と言いつつ、間違いなくカレカノ最強ユニット・咲良ちゃんがいる限り安泰なんだろうなと想像できてしまうのがまたいい）
いつか浅葉と咲良ちゃんのその後も、短編でいいから読んでみたいなと思います。
ちなみにカレカノメイトで言うと、番外編とは思えないくらい長かったつばさ・一馬編が一番お気に入りです。
えぇ、個人的に一馬に米村さんを重ねてるとかいう超どうでもいい面もありますが（もっとも、つばさ・一馬編を最初に読んだ時は、まだ米村さんを知る前なんで、後日気付いて喚いたクチです）、この話はギャグでもシリアスでもめっちゃお気に入りです。
あとはやっぱり真秀ちゃんと貴志（苗字）さんの話も好きだな…。
……そういえばここもプチ光源氏だった（爆）。
モンスターは主役の二人に限ります。
もうこのカップル可愛すぎる
もともと１年間って決まってた連載だったけど、もうちょっと読みたかったなぁって思います…。
番外編読みたい…。
ちなみに初期の短編集もコミックで持ってます。
でも津田先生のキャラは連載で読みたくなるんです！
そうそう。どうでもいい話ですが、津田先生に勝手にシンパシーを感じてる理由って、源氏物語好きの他に、夏目漱石の「こころ」が受け付けないというのもあったりします（爆）。
いや、実は津田先生がコミックのフリートークでその話をしてたのとちょうど同じ時期に、当時好きだったバンドの某メンバーさんがお気に入りのものの一つに「こころ」を挙げてて、どちらが作る作品も好きだけど、その二人が真逆の感想を持ってる作品を読んだら自分はどう思うだろうと思って即読破したところ、私は絶対受け付けない！と思ったという、とても個人的なエピソードなんですけどね…。
「ちょっと江戸まで」で泣かされた話から、よもやここまで広がるとは…自分でもびっくりですよ（苦笑）。
最近あんまり作家さんも作品も新規開拓してないんですが、思いついたらまた語るかもしれません（笑）。
タグ：津田雅美
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